【観戦記】ACL 川崎3-1浦和 振り出しに戻る

観戦記
08 /25 2017
まだまだですなあ。
帰りの武蔵小杉がこんなに遠く感じたこともないです。

ゴール

33分 小林
50分 エウシーニョ
76分 武藤
85分 小林

川崎

____阿部____
家長______小林
____憲剛____
__ネット__大島__
車屋_____エウシーニョ
__谷口__奈良__
____ソンリョン____

70分 憲剛→登里
83分 登里→田坂
86分 小林→森本 

浦和

__慎三__忠成__
_ヤジ_アベユ_青木_
菊池______駒井
_槙野_マウマウ_遠藤_
____周作____

HT 忠成→武藤
70分 ヤジ→ラファ
87分 慎三→アド

浦和はアップ時にアクシデントで陽介がスタメン交代。
青木がスクランブル発進、アベユ、ヤジと3ボランチ形成。
もともと守備再建中の浦和が、絶好調の川崎に対峙して、
とにかく守り倒して試合殺しに行くしかないわけですが、
ある程度の反抗能力有してなければメンタルが持たない。

マウリシオ中心に前半はうまく持ちこたえていましたが、
ボール奪っても、すぐに攻撃が途切れてしまう現状では、
猛烈な暑さが戻ってきたこの気候では集中力が続かない。

ふっと憲剛に抉られた前半の失点は、そんなとこですわ。

後半の立ち上がり、少しマウリシオが動かされてしまい、
最終ラインが安定せず、危ないシーンが続きました。
その流れから小林に割って入られ、最後はエウシーニョ。

1点は先行したものの、慌てた様子のない浦和に対して、
不気味さを感じていたのは、川崎の方だと思います。
それだけに、この2点目は、本当に痛い痛い失点でした。

2点差を安全圏と見たのか、川崎が次第にリトリート。
浦和はかつてのようにボール保持率を高めますが、
最後のところで崩し切るアイディアもなく、閉塞感が漂う。
青木の浮き球に抜け出して、武藤が1点返すのが精一杯。

逆にここで再度ギアを上げ直してきた川崎が押し込んで、
最後は家長の侵入から、ファーの小林が合わせてダメ押し。
アンパンマンマーチがトラウマになりそうな試合。
現在地点を思い知らされる惨敗でした。

すべて浦和の右サイドから崩されてしまったわけですが、
2列目3枚でサイドの手当は元々十分ではないわけですから、
厚く固めた真ん中が、ボランチや左サイドの人間が、
最後のところで身体を張らなければいけないかったのでは。
突破された時点で、相手の崩しに見とれていたんでは、
真ん中に何人割いても、守り切れるものではない。

鞠や鹿なら、4~5人で守ってるところ、6人はいたはず。
偏に個人の問題だと思いますがね。

少しずつ少しずつ積み上げてきた自信が、これで全部チャラ。
もう一度、最初からやり直しです。

これを付け焼き刃と言う奴がいれば、言わせておけばいい。
今は何が正解かわからないのですから、試せばいいです。
ただ、今の浦和は守りのホームポジションを早く見出し、
体の芯まで一度浸みこませない限り、勝てるわけがない。

ボール奪ってから攻め上がる距離は長いかも知れませんが、
ボール奪われてから守りの戻る距離はもっと長いと思う。
そこを苦も無く自然にできるようにならない限り、
取られることを恐れて後ろで回すだけのポゼッションしか、
浦和には残されていませんから。

勝てると思うなら、2NDレグは神風やったっていいと思う。
でも、それ以外の試合は、続けて欲しいし貫いて欲しいです。

これで答えすべてが決まったわけではありません。

【観戦記】Jリーグ 浦和2-1F東京 再構築順調

観戦記
08 /20 2017
試合前に雷の襲撃を受け、試合開始が1時間遅れ。
悪天候になるほどテンションの上がる、頭の悪い浦和ゴル裏。
多分、褒めてます。

ゴール

17分 慎三
22分 橋本
30分 慎三

F東京

_大久保__前田__
__米本__橋本__
太田__高萩__室屋
_丸山_ヒョンス_徳永_
____大久保____

HT 前田→ウタカ
51分 室屋→永井
62分 米本→中島

浦和

____慎三____
__武藤__忠成__
菊池______駒井
__アベユ__陽介__
_槙野_マウマウ_遠藤_
____周作____

66分 陽介→青木
71分 慎三→ラファ
79分 武藤→矢島

やはり、マウリシオの加入は吉と出ているようです。
とにかく泰然自若、余計なことはせず静かに構えている。
これが槙野を落ち着かせ、航を安心させています。

ミスパスしても、ロストしても、ファールしても、
すぐに切り替え、ポジションに戻り、自信満々に待っている。
ルーズボールへの反応が早く、最後に足や身体を放り出す。

これなら、相手にいくらボール持たれても、簡単には失点しない。
周作の反応にも、鋭さが戻って来ているような気もします。
堀の短期間での守備の再構築は、間違いなく順調に進んでいる。

失点シーンでは、余裕かまし過ぎて安直にボール持たせ続け、
大久保へのプレッシャーが薄れたところをやられましたし、
最後の方は、ヤジとラファが厳しく行けずに押し込まれて、
久々にポストやバーが活躍せざるを得ない状況になりましたが、
これから、もっともっと強度を上げていけばいいことですし。

一方、攻撃のついても光明が見えたゲームでした。

浦和の強みは、相手を自陣に押し込んでからの遅攻ではない。
長く繋げるうちに、集中力が薄らぎ、アイディアが尽きる。
そこを狙われ続けながら、そこに拘り続けてしまったのが、
ミシャの限界だったような気がする。

自陣で回してから、もしくは相手ボールを高い位置で刈ってから、
突然スピードアップする速攻にこそ、最も威力があるんですが。

1点目は駒井がチュンとのワンツーから右サイド抜け出して、
入れたクロスを武藤が落とし、慎三が浮き球を上手く叩く。
2点目は陽介と慎三のワンツーから、陽介の楔がチュンに入り、
チュンの横パス、武藤のフリックから慎三がフィニッシュ。

こういう速攻でこそ、彼らが大原で磨いたスキルが生きる。
足元、足元で正確に繋ぎ続けられる川崎とはまた持ち味が違う。
守備意識の強さが、出足の鋭さを消してしまっていましたが、
自然と守れるようになってくれば、攻める余力も出てきます。

浦和は、実に正しい正しい道を歩み始めているような気がしますが。

しかし、瓦斯さんはなんでいつも優しくしてくれるんだろうか。
室屋は軽傷ならいいね。これからもっと上位陣叩いてもらわないと。

大雨の中、ご苦労様でした。

【観戦記】スル銀CS 浦和1-0シャペコエンセ 緑のエール

観戦記
08 /16 2017
南米王者と言われても、どうもリベルタドーレスのバッタもの感があり、
正直言って、チケット買うまでどうもやる気が出てこない試合でしたし、
平日にあれだけの強い雨では、客足も鈍るのは当然だと思いましたが、
結果的に、足を運んで本当に良かったと思える試合でした。

ゴール

90+4分 阿部(PK)

シャペコ

__10__11__
07______17
__25__05__
06______22
__14__03__
____93____

61分 07→09
80分 05→33
90+6分 11→21

映像見てないんでうろ覚えですが。
元読売が22番、元福岡が5番。

浦和

____ズラ____
__ラファ__武藤__
ウガ______駒井
__アベユ__陽介__
_槙野_マウマウ_森脇_
____エノテツ____

65分 駒井→菊池
65分 森脇→遠藤
78分 ウガ→ヒラ
90+8分 ズラ→アド
90+8分 武藤→長澤


試合内容は低調というかかなりしょっぱい感じでしたが、
キャプテンの言ったように、いろいろ忘れられない試合になりました。

シャペコは南米王者とはいえ、そこはやはり再建途上でタレント不足。
2トップの迫力や2ボランチの推進力、展開力にも欠けますので、
守備的な戦い方になるのは致し方ないところではあります。

浦和のウガ・駒井の両サイドを、SHの17番・7番が追いかけてしまうので、
2トップは孤立し、守備は固いけど反転攻勢の足は鈍い。
浦和ゴール前を飛び交うクロスは多少怖かったですが、
2トップに決めきれる強さもなく、枚数も揃っていませんでした。

右SBの22番の攻め上がりには手を焼きましたが、逆にそれだけ。
危ないと思われるシーンはほとんどなく、負けてはいけない相手でした。


浦和は、マウリシオが初陣を飾りました。

内容はほぼ期待通り。
見るからに強そうな身体で、足元も特段不安なく(当たり前です)。

彼の良いのは、特別なこと、大したことはしないこと。
たまにズバッと通す縦パスも、自然過ぎて、おおっとはならない。
無理してないから余裕がある、だから落ち着いていてミスがない。
自分のエリアでは絶対負けないし剥がされないから、陣形も崩れない。
両脇にいるお騒がせコンビにも、その落ち着きは伝播している好影響。
榎本ともつれたシーンがありましたし、連係がまだ不十分ですが、
この段階でこれだけの安定感を醸し出すことが出来れば、二重丸でしょう。

あとは、プレスの厳しいリーグ戦で、同じように対応できるかです。

ただ、攻めの方のテコ入れは、これから徐々にして行かないと。
引き続きズラには収まらないし、ラファの独り相撲も相変わらず。
ラファの左サイドがどうにも形にならないので、
武藤がうまく絡む右からの攻撃に偏る形にならざるを得ませんでした。
それでも、ゴールの匂いは全くしない、辛い試合になりました。

最後のPK判定は微妙でしたが、判定は判定、サッカーの一部。
主審の、何としてでも90分で決着付けるという強い意志を感じられました。
シャペコの抗議による審判囲み芸がいかにも鹿的ではありましたが、
逆に時間がどんどん過ぎていくので、浦和側はほぼ放置。
入れ込み過ぎのラファからボール取り上げたキャプテンは散歩に出かけ、
お前も違うと言ってくれとシャペコにズラが連行されかけてて笑えました。

終了の笛と同時に、審判囲んでごねるシャペコイレブンに、
浦和ゴル裏からの緑のコレオのプレゼントは、雑だがとても美しかった。
スタジアムにいたすべての人たちの心を温めた、見事なサプライズでした。

まあ、韓国だったら挑発されたと殴りかかってくるんでしょうが。

厳しい内容ながら結果を手にできているのは、とても良いこと。
守備のホームポジションが明確になれば、ゼロに抑える自信が付けば、
本格的に攻撃の立て直しにも着手できると思います。
僕たちには、ミシャの作ってくれた土台がちゃんとあるわけですから。

むしろ、この出来で白星を拾い続けていることは、
上位チームにとっても、不気味なんじゃないですかね。
相手はピークを越え、こちらはボトムを過ぎた。

楽しくなってきました。

【観戦記】Jリーグ 浦和2-2大宮 選手の責任

観戦記
08 /06 2017
こんな出来でも、航を使い続けないといかんのがきついなあ。

ゴール

26分 慎三(PK)
66分 マテウス
69分 陽介
88分 瀬川

大宮

____江坂____
岩上______マルセロ
__茨田__大山__
____カウエ____
和田______奥井
__菊池__河本__
____順大____

58分 奥井→マテウス
77分 大山→瀬川
85分 カウエ→横谷

浦和

____慎三____
__武藤__ズラ__
菊池______関根
__アベユ__陽介__
_ウガ_遠藤_森脇_
____周作____

75分 慎三→ラファ
80分 菊池→駒井
90+2分 ズラ→忠成

大宮は最近標準の4-1-4-1でスタート。
謎外人カウエがアンカー、大山が一列前に。
右SBが定まらず困っている模様。今日は奥井。

浦和は最近コンディションのよかったズラがスタメン。
槙野のところはウガを下げて、左の菊池がサプライズ。
但し、システム自体は現行踏襲で、大きな変更はなし。


大宮は、浦和のWBにマルセロ、岩上が付くので、
2列目にいるより、ボランチや最終ラインの高さまで、
下がって構えている時間が長かったと思います。
前半はどちらかというと様子見ながらしっかり守る印象。

しかし、伊藤さんは、結構攻撃的というか積極的というか、
後半は選手入れ替え、目まぐるしく配置を変えて来ます。
正しいかわかりませんが、見えてたのはこんな感じ。

58分~
__マルセロ__マテウス__
茨田______江坂
__カウエ__大山__
和田______岩上
__菊池__河本__
____順大____

運動量の落ちた江坂下げて、マテウス、マルセロの2トップ。
前線からのプレッシャーが強まります。
そして、1点目、浦和のミスにつけこむことが出来ました。

77分~
__マテウス__瀬川__
__江坂__マルセロ__
____茨田____
和田______岩上
_カウエ_菊池_河本_
____順大____

瀬川入れて前線の運動量落とさないようにしたのと、
和田の前を空けて、両サイドに高い位置取りを促します。
そして、2点目の岩上→瀬川のシーンに繋がります。

85分~
____瀬川____
マルセロ______マテウス
__江坂__横谷__
____茨田____
和田______岩上
__菊池__河本__
____順大____

獅子奮迅のカウエ下げて、横谷が中盤の運動量を維持します。


堀は完全に後手を踏んだというか、現状把握が遅れたのか、
選手交代が多少遅れてしまったような印象はあります。
航らのコンディションも気になったのでしょうし、
それ自体が、勝負に影響したような気もしませんでしたが。

この日の浦和は、無理をしていないように見えました。
むやみに攻めることもなく、難しいフリックに挑むわけでもなく、
自分にできることを淡々とこなしているように見えました。

相手の対策に苦しむ中、ミシャのどんどん高度になる要求を、
こなし切れずに追い詰められて余裕を失ってたチームに、
堀が一つバーを下げることで、落ち着きをもたらしたような。

だから、戸惑い続けていた大介が躍動することが出来たし、
ウガもシンプルにミドルを打ち、ズラも前を向けていた。
監督の仕事はうまく機能していたように思います。

バーを下げてもらったのであれば、上乗せするのは選手の仕事。
余裕をもらえたのなら、より集中を高めるのは選手の義務。
それを全うできなかった選手の側に、このドローの責はある。

1失点目のウガと航の目を覆いたくなるチョンボは許せません。
それは周作のコーチング不足も加わるのかも知れませんが、
あのようなプレイひとつで、試合の流れはもう戻ってこない。

2失点目の単純なアーリークロスに単純に競り負けた場面。
大宮がつかまえづらい陣形になってたような気はしますが、
真ん中に構えているCBが頼りないのであれば、
チームとして、特に終盤、どうしたらクロスを防げるのか、
どうしたら簡単に前に入られずに済むのか、詰めて欲しい。

この試合を拾えないようであれば、もう勝てる試合なんかない。
監督がいくら荷物を降ろさせ、楽にしてくれたところで、
選手がさらに楽してしまったのでは、結果は遠のくばかりです。
こんな気の抜けた試合をした連中に、拍手なんかあり得ない。

最後は選手の個の力。助けてくれる戦術なんてありません。
90分間相手に食らいつけないのであれば、試合に出ないで欲しい。

ミシャへの恩返しなど、結果出してから口にして欲しいと思います。

【観戦記】天皇杯 浦和1-0熊本 うまくいかないことの大切さ

観戦記
07 /12 2017
いい試合だったんじゃないかと思うんですけどね、
個人的には。

ゴール

45+2分 トシ

熊本

____グスタボ____
__木木__嶋田__
片山______齋藤
__三鬼__上原__
_植田_米原_小谷_
____野村____

62分 林→田中
66分 グスタボ→モルベッキ
83分 齋藤→巻

浦和

____ズラ____
__トシ__ウメ__
菊池______駒井
__青木__ヤジ__
_田村_遠藤_長澤_
____榎本____

HT 菊池→武藤
66分 ズラ→アド
72分 ヤジ→ウガ

熊本はレギュラーで来てるのはベンチのGKとDFの2人。
リーグ戦で厳しい位置にいるだけに、完全ターンオーバー。
浦和との対戦は楽しみですが、優先順位は下げざるを得ない。

浦和も11人全入れ替えを敢行。
ヤジと5バックはかつてのJ2オールスターズの趣き。
盛岡戦とほぼ同じメンバーで、今度こそ輝きたいところ。

しかし、結果として見るべきものはほとんどない低調なゲーム。

前線にはボールは収まらないから、サイドもいい形で絡めない。
ヤジも相変わらず前を向けないから、ビルドアップも停滞する。

菊池が意地見せて裏狙ったり中入ったりとトライしてましたが、
肝心なところでボールが足につかずに、好機を生み出せない。

そんな中で、点が入るとしたらセットプレイぐらいでしたが、
前半終了間際、トシがとんでもない無回転FKをぶちこみ先制。

やはりこらえきれなくなったミシャが、後半から武藤を投入。
武藤も最初から格の違いを見せつけ、前線も多少活性化しましたが、
それでも、熊本の真摯な5-4-1を崩し切るところまで至らず。

ただ、こういう試合もいいなと思いながら見ていました。

ダメならダメで、ダメな自分たちをどうせこんなものと受け入れ、
出来ないことは出来ないと腹を括り、できることを実直にこなす。
そういった割り切りというか、不思議な落ち着きを感じました。

たとえピンチを迎えても、相手の選択肢を一つ一つ消していく。
ミスをしても、ミスを重ねさえしなければ、失点することはない。
うまくいかないことに苛立ち、がっかりし、怒ったりする間に、
淡々と次の作業に取り掛かっているから、対応が間に合う。
落ち着いて、恐れたり慌てたりしないから、正しい選択をする。

そんな風にピッチの中が見えていたのは、
そろそろいい先生に診てもらわなくてはいけない時期が、
やってきているからかも知れませんが。

気が付けば、レギュラーもなかなかできないクリーンシート。
試合をうまく活性化できませんでしたが、
逆にリードした局面で、無駄に波立たせることもしなかった。

一人一人の出来には不満が残る塩試合かも知れませんが、
チームとしてゲームを締め、結果を掴んで離さなかったことは、
評価されるべき部分なんじゃないかと思いますがね。

ミシャの交代もメッセージ性に富んでいたかな。

武藤の動きを見てごらん?
ウメがWBなら、どんな攻め方するのかな?
ウガのストッパーのどこがいいと思う?
長澤は、ヤジとどこが違うかな?

懲罰ではなく、経験とテストを繰り返すことで気づくことがある。
まだまだミシャには教えてもらわないかんことが、あると思う。

いつもうまくいくわけじゃないんですから。
とりあえず、次に進むことが出来てよかった。ナイスゲーム。

あかひと

浦和レッズをこよなく愛する不良社会人
Twitterではukimaakahito