【観戦記】Jリーグ 浦和1-0山形 キャプテンのゴラッソ

観戦記
03 /15 2015
千葉にいたころの阿部勇樹という選手は、本当に怖かった。
高校生の時からトップチームのゲームに出ていて、
とにかくキックのパワーもあって精度も高くて、
体も強くて走力もあって、空中戦でも何度も痛い目に遭いました。

彼が浦和に来るという噂は早くからありましたが、
2007年シーズンに実際に実現した時の心強さは小さくありませんでした。
ボランチ過剰の浦和で、時にSBやCBで便利屋的使い方されましたが、
どこでも持ち場を破たんさせることなく落ち着かしてくれました。
また、第2期岡田ジャパンでは、ぶっつけ本番のアンカーとして、
W杯2度目のベスト16進出の陰の功労者として役目を果たしました。

でも、本当に見たかったのは、彼の攻撃力。
長い距離走って来て、最後に右足を振り抜いてゴールに突き刺す。
そういうシーンで派手に輝いて欲しい選手なんだよ、本当は。
ジェラードやランパードみたいにね。

ゴール
83分阿部

山形

____ディエゴ____
__宮阪__山崎__
キム_____宇佐美
__アルセウ__松岡__
_石川_西河_當間_
____山岸____

61分 宇佐美→舩津
72分 山崎→川西
86分 松岡→伊東

浦和

____慎三____
__石原__陽介__
ウガ______ウメ
__アベユ__青木__
_槙野_那須_森脇_
____周作____

46分 青木→ムトゥ
62分 慎三→長男
68分 ウメ→関根

石崎さんの浦和対策もまた巧みで、
攻撃時には宮阪が上がって2シャドウを形成しますが、
守備時にはボランチに下がって、5-3-2で浦和を迎撃。

真ん中3枚でサイドをケアしつつ、楔のコースを消しにかかる。
外でも中でも、押し込みながらうまくブレイクできないまま、
前半のチャンスは、セットプレイからの石原と槙野のヘッドくらい。
最後の混戦からの青木の左足も、ゴール左に抜け前半終了。

後半は陽介を1列下げてムトゥ投入、ウメとウガを左右入れ替え。
ここで前半感じてないプレイ連発のウメが生き返るとともに、
ムトゥが前線をひっかき始め、攻撃が活性化し始める。
続いて精彩を欠く慎三をひっこめ、石原上げて長男投入すると、
相手の固い5バックもほつれはじめ、ゴールの匂いがしてきます。

ここら辺の1段ロケット2段ロケットの点火のさせ方については、
今年のミシャの采配もなかなか当たってるんじゃないかなと。
関根はこの日はイマイチでしたが。

一方、宇佐美が傷んで、CBの舩津を入れざるを得なかった山形も、
その時間あたりから逆に反転攻勢を始めて次第にオープンな展開に。
石崎さんも専守防衛というわけではなく、この試合勝つためには、
イーブンスコアをキープして終盤に勝負かけるしかないと考えたのか。
浦和にとって危ない場面もちらほら増えてきました。

そして、83分のスーパーミドル。
本当に、肉眼であんなスピードのゴールは初めて見ました。
ボールが可哀想と思ったのは、2012最終節の槙野のFK以来。

ブリスベン戦でゴル裏に叫んだキャプテンの、
それ以降の鬼気迫るピッチでの姿には、惹きこまれるものがあります。
優しくて寡黙な彼のキャプテンシーの欠如が、
これまでの土壇場での浦和の勝負弱さとも重なって、
正直言って、物足りない部分を感じていたところも否定できませんが、
ACL、ゼロックスの連敗からチームを立て直したのは、
彼のリーダーシップと言ってもいいんじゃないですかね。

ただ、次の北京戦で勝てなければ、それは何の意味もなくなります。
この勝利に酔うことなく、厳しいアウェイで勝ち点奪ってきて下さい。
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あかひと

浦和レッズをこよなく愛する不良社会人
Twitterではukimaakahito