【観戦記】J1ホーム仙台戦 1位も17位も大差なし

観戦記
06 /24 2012
色々な人が、色々な見方をしている、面白い試合でした。

浦和の5バックでのリトリート戦術を、
悔し紛れにとやかく言う相手監督さんをよく見かけますが、
どこぞのドン引き専守防衛や、カウンター全面依存型とは違い、
最後方からボールつないで、フィニッシュまで持っていけるのが、
今年の浦和のスタイルです。

パスも、速いのも遅いのも長いのも短いのも、各種取り揃えているし。

別に、攻めることを犠牲にして守っているわけではありませんし、
結果的に、相手より決定的なシーンを多く作ることもよくあります。
「ホームで自陣で守備を固めることは、本当は想像していなかった」
などという監督がいたとしたら、スカウティング不足じゃないかな。

仙台は、角田が最終ラインに加わることで、両SBが高い位置取りをし、
ストロングポイントの両SHが真ん中を浮遊しながら、押し込む展開。
これを特に問題なく支えられたのは、両ボランチの出来が良かったのかな。

でも、押し込んでるだけで、抉られることもなかったので、
順大が肝を冷やすようなシーンは些少でした。

J屈指のセットプレイでのDFの弱さを誇る浦和に対しても、
仙台自慢のセットプレイでの殺傷能力は、今回は出し惜しみの模様。
高い位置でのボール奪取や、Jを席巻するサイド攻撃も、
浦和ごときに発動するのも惜しいのか、その片鱗も見えませんでした。

実際に、仙台がポゼッションで上回っていたのは事実でしょうが、
では、ゲームがどちらのものだったかというと、どんなんでしょうね。

終盤、4バックでボールを回すだけで、何ら攻め手を見出せない状態。
じれずにボールをよく回せた、ということらしいので
仙台の目指すポゼッションは、きっとああいうサッカーなんだろうな。

とりあえず、彼らも勝ち点1で御の字だったようです。

それだけに、勝っておきたいゲームでしたが、今の浦和ではまだ力不足。
交代要員のFWも役不足ですし、仙台の堅守を崩せるレベルではない。
まあ、ガンバのように勝ち点3にこだわって無理押しして、
逆襲食らって勝ち点差8に広げられるのもバカらしいしな。
ここで無理しなくても、どうせ落ちてきてくるんじゃないかなあ、
というのも正直な感想。なので良しとしよう。

西村主審のジャッジも、一部ご意見もあろうかと思いますが、
やりたい放題を野放しにした岡部なんかとは違い、
一定のゲームコントロールができていたのでは、と納得。
まあ、何か僕たちとは違うものが見えていた線審はなんでしたが。

1位も17位も大した違いがないと実感したこの2試合。
世界でも類を見ない団子リーグは、酷暑の時期を迎えます。
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【TV観戦記】J1アウェイG大阪戦 クールでないガンバなんて

TV観戦記
06 /19 2012
ガンバというチームには、クールな印象があります。
勝とう勝とうと熱くならない、少々点取られても熱くならない。
それでいて、隙を見せると、さくっとゴールを決めてしまう。

憎らしいと言うよりも、羨ましいクラブでした。
だからこそ勝ちたかったし、万博にも毎年駆けつけたわけで。

永井のゴールで辛勝した真夏のナイトゲームから5年、
体調不良で遠征できなかったのは残念でしたが、
いつぞやの台風の中でのナビ杯を思わせる豪雨の中、
あの、高い壁だった難敵に勝つことができ、
TVの前で、子どもと抱き合って喜べただけでも幸せだわ。

立ち上がりから、ポゼッションの高さ、攻撃の鋭さは相変わらず。
とても、降格圏に沈むようなレベルのサッカーではありません。

でも、やはりガンバは、いつもとは違っていました。
一生懸命でした。クールではありませんでした。
決定力がありませんでした。多分、運だけではないのでしょう。
勝ち点1も許されず、終盤、追い立てられるように前線に上がり、
最後は逆襲を受け、少ない決定機を生かされて失点する。

そのいっぱいいっぱいの試合運びは、
中断前の鳥栖戦のビデオでも再生しているような光景でした。

正直言って、瓦斯戦で世間に褒めちぎられた悪影響からか、
浦和の出来は、鳥栖戦に続き最悪に近いものでした。

ミシャのサッカーを体得していく上で、
前進後退を繰り返すのは、ある程度やむを得ないことと割り切れますが、
あまりの運動量の欠如に、酷暑時のリハーサルやってるのかと思いました。

元気のゴールも、司のゴールも、劇的ではありましたが、
相手の守備の緩さに助けられた部分は小さくないと思います。

その浦和相手に、圧倒し、決めきれず、失速し、ずっこける。
勝った嬉しさよりも、相手の混迷の根深さの方が気になる試合でした。

これで浦和は3位浮上。実力からして、明らかに分不相応。
かといって、明らかに敵わないというチームも存在せず、
引き続き、低レベルで白熱した上位争いが続いていくのでしょうか。

ガンバは、J1に残るべきクラブだと思う。
メンタルの部分をしっかりケアして、ここで何とか踏ん張ってもらって、
是非とも栗鼠さんあたりを引き摺り下ろして欲しいな、とか。

【TV観戦記】ナビ杯アウェイ鳥栖戦 終了・・・だよね

TV観戦記
06 /09 2012
つうても、ざっとしか見てないんだけど。

残念ながら、広島戦は消化ゲームになってしまいましたな、実質的に。
27日はもともと行けませんでしたが、でも希望は残したかったね。

あちこちでいろいろ読んじゃったんで、書くこともあまりないんですが、
とりあえず、うちのゴールは、今期一番美しかったんでない?
ああいうのを、いっぱい決められるようにならんとね。

でも、ちゃんと前には進んでいるということかな。

カップ戦というか、ナビは本当に不思議な大会です。

強くても、簡単に足をすくわれる年もあれば、
弱くても、なんとなくめぐりあわせで勝ち上がってしまったり。

リーグ戦は、本当に実力がないと取れないタイトルですが、
カップ戦は、本当に運がないと取れないんだなあと、つくづく。

ポイントは、ジュビロ戦だったか、それともセレッソ戦だったか。
それでも、控え組がチーム戦術を体現して、レギュラー組に刺激与えたり、
秀仁であったり、ウガであったり、少しずつ新しい芽を育てたり、
収穫がなかったわけではないと思う。

タイトルにはつながりませんでしたが、
ミシャは、うまくこの大会を使えたんじゃないかと思っています。

ただ、・・・水輝が精彩を欠いているのが、少し心配なんだよなあ。

【TV観戦記】W杯最終予選ホームヨルダン戦 抜けた存在を目指す意味

TV観戦記
06 /09 2012
カズのハットトリックの時は、ポンポンと点が取れ大差つけた割に、
終盤はは失点も重ね、いかにも不安定な締まりのない試合でした。

あの後、突如点が取れなくなり、ドロー地獄に陥った加茂さんでしたが、
今回のチームは、そうした懸念の全くない、異次元の強さでした。

やはり、オマーン戦同様、本田の存在感は格別です。

点を取ったとか取らないとかではなく、
敵を恐れない、球際で負けない、表情を緩めない、そんなオーラを発散し、
常にチームから邪心を取り払い、試合に集中させていく雰囲気を醸し出す。

PKは、相変わらず危なっかしかったけどな。

一方の香川は、メッシのような存在か。
代表では輝けない、悪くないけど、いまひとつ光り方が鈍い。

真ん中やりたいんだろうけどね。
真ん中にはしっかりボールを収めたいから、
前田だけでは頼りなく、本田のような起点が必要になるんだろうな。

ウッチーは、何か逞しくなりましたね、見た目に大差はありませんが。
南ア前あたりは、ウッチー目がけてパワープレイされると、
右サイドから簡単に炎上していましたが、今はそんな心配もなく、
立派なレギュラーです。

皆さん、まあまあ平常運行。

やりにくさのある中東相手の連戦で、完璧な連勝。
これも、海外組が格の違いを見せつけてくれたおかげですが、
確かに、各選手の所属チームを見れば、アジアでも抜けた存在になりつつある。

アジア特有の難しさは依然としてありますが、圧倒的な実力差の前では、
アラブ人の狡猾さや、コンディションの難しさも、消し去られてしまいます。
過去に苦しめられた審判の笛までもが、寄り添ってくれている感があります。

日本や韓国が抜けた存在になることで、
初めてアジアのサッカーも、更生を始めるんだろうか、
そんなことすら感じた試合でした。

麻也の離脱は残念ですが、即座に2人試していたザックも抜け目ない。
大きな影響はないのでしょう。

次は初冬の豪州。
欧州復帰を希望しているらしいスピラは、先発外されたようですが、
12日には、是非出てきて欲しいね。

今の日本にとって、豪州はそれほど大きな相手ではないと思います。

【展望】ナビ杯アウェイ鳥栖戦 後がないのは変わらず

展望
06 /05 2012
心配された台風の影響も、大したことないようで、
特に言い訳できないコンディションで迎えるアウェイの一戦。

1試合消化の速い浦和としては、後がない状況は変わらず。

今回は、代表戦に伴うリーグ戦中断期間であるだけに、
ターンオーバーの必要もなく、ガチメンで勝ちに来るんでしょう。

鳥栖は、先日のガンバ戦での劇的な逆転勝利で、
代表戦を控える遠藤・今野を精神病一歩手前まで追い込みましたが、
やはり、2部連、3部連で鍛えられているという自信が、
試合終了の笛まで、走り続けることのできる原動力なのでしょう。

浦和も、20分刻みぐらいで4部連やれば、自信になるんじゃないかなあ。

個人的な関心は、覚醒しつつあるウガと、持ってない感のあるウメが、
どんなパフォーマンスを見せるかで、鉄板の序列に変化が生じるかという点。
ウガののトラップのうまさというか急成長は・・・多分、別の人です。

あとは、最後にポストにぶつけた元気が、いつ借りを返してくれるのか。
フットサルなんか出てる場合じゃないよん。

どうせ、飛行機もないんだし、博多で一杯やって帰ってくるんでしょうから、
存分に働いておくんなまし。



あれ、ウガ出場停止でしたか・・。

【観戦記】W杯最終予選 ホームオマーン戦 本田さんの存在感

観戦記
06 /05 2012
暑くなく、寒くなく、絶好のコンディションの6月3日、
2014ブラジルW杯アジア最終予選がスタートしました。

客の入りとか、テレビの視聴率などを考えて、
AKBの総選挙を回避してきたAFCは流石です。

埼玉スタジアムには、最近見たことのない63,551人。
人並み以上に緩衝帯が必要な浦和には夢のような数字です。
久々に、アッパーの上の方まで埋まる光景を眺めながら、
タダ券ばらまく大宮の気持ちが少しわかるような気がしました。

サッカー観戦慣れされてない方々に囲まれて、
いつもの場所なのに妙に居心地が悪いというのはいつものことですが、
大事なホームスタジアムがゴミだらけになる光景には、
いつも、心が痛みます。

できれば、代表戦は日産でお願いします。

スタメン。

____前田____
シンジ__本△__シンジ
__ガチャ__心整__
長友______ウッチー
__集れ__マヤ__
____川島____

まあ、今のメンバーでは鉄板かな。
後半3点差つけたんだから、宮市左、香川中、本田前とか見たかった。

個人的には、最終予選はともかく、3-4-3は修得しておくべきと思う。
結局、岡田ジャパンでもこのシステムは最後に行き詰まりましたし、
使える戦術は、多いに越したことはありません。

でも、当分はこれで十分。迷いなく行きましょ。

オマーンという相手には、いつも苦戦しながら1-0で勝つ、
というイメージが強く、今回も堅守速攻型なのかな、と思いきや、
ルグエン監督は、カメルーン同様の無色透明なチームコンセプトで、
要するに、何がしたいのかよくわかりませんでした。

中途半端にラインは高いが、攻めに迫力があるわけでもないので、
すぐにボール取り返されて、あたふた後退する大ピンチの連続。
あれでは、1-0で済むわけがありません。

本田の先制点のシーンも、長友からクロスが出たときに、
岡崎に3~4人付いていっちゃうもんなぁ。

2点目の前田のゴールで勝負ありました。
あれ、オフサイドだったのねw、本当は。

オマーンのアル・ハブシは評判通りのスーペルなGKでした。
なんか、そういえば俊さんも、よく止められてませんでしたっけ。

しかし、どこに打っても止められるんならと、
GKにシュートぶつけてゴールした岡崎は、その上を行っていたな。
早めにリードできて、良かったね。

それにしても、久々に復帰した本田の存在感はやはり大きい。
FKの強烈さと好対照のボールタッチの柔らかさ、パスの優しさ、
明らかに、最近失速気味だった代表に、落ち着きをもたらしていました。

香川は、キングではなく、弟分でいいんじゃないかな。
本田の陰で、本田をうまく使いながら、おいしいところを持っていけば。

まあ、いずれのせよ、まだ1試合。
ヨルダン戦も、気を抜かないでください。