【観戦記】ACL 浦和1-0上海上港 This is URAWA

観戦記
10 /19 2017
まさに、”This is URAWA” でした。
これを、総力戦というのだよ。

ゴール

12分 ラファ

上海

____エウケソン____
ウーレイ______フッキ
____ラスカル____
__06__アフメドフ_
04______23
__27__28__
____01____

64分 06→11
74分 23→21
89分 27→33

浦和

____慎三____
武藤______ラファ
__長澤__陽介__
____青木____
槙野______遠藤
__マウ__アベユ__
____周作____

68分 ラファ→ズラ
82分 陽介→ウメ
90+3分 慎三→忠成

上海は例によって芸のない固定メンバー。
前4人とアフメドフにお任せもいつも通り。
0-0が許されない状況で、当然前に出る。

しかし、完成度を増し続ける浦和の守備に、
上海の高額納税者たちはなす術もない。

また、純度の高い44,000人の不良社会人が、
束になって、アウェイチームを攻め立てる。
埼スタ大好きな超人フッキさんはともかく、
オスカルもエウケソンも埼スタに飲み込まれる。

助っ人を後方遠くから見守る漢民族たち、
さしたるスキルのない彼らにボールを持たせ、
後方で怖々ボール回させ、時計を進める。

憲剛や大島が相手にいるわけではないので、
怖い縦パス通されることもありませんから、
フッキらが焦れて落ちたところをつつくだけ。

上海の敗因は、その歪んだチーム編成自体。
前と後ろの実力差が、アキレス腱でした。

浦和は周到に用意してきた4-1-4-1。
4-3-2-1のツリー状にもなってましたが、
青木を挟む2ラインのコンパクトネスを保ち、
ボールを奪えばミシャ仕込みのパスワークで、
相手ゴールを急襲して決定機につなげる。
槙野が、武藤が、慎三が、決めてくれてたら、
上海はもっと無残な姿を晒していました。

一方、上海の決定機と言えば、
フッキのミドルを周作が前にこぼしたシーン、
それぐらいしか思い浮かびません。
最後の最後まで、油断も安心もなかったけど、
終わってみれば、完璧なディフェンスでした。

そして、相手が持つ時間が長くなるほど、
埼スタのむき出しの敵意が上海に突き刺さる。
GLの埼スタとは、ラベルが格段に違う。
メンタルやられないわけがない。

気持ちよく攻め倒す、爽快なミシャ式よりも、
実はこの方が、ゴル裏との相性はいいはず。
本気の埼スタ見たのは、10年ぶりかもなぁ。
痺れる、胃の傷む、でもたまらないゲーム。

ACLのホームゲームは外れなしどころか、
今年はすべて、大当たりのような気がします。

守れなくなった3-5-2を引き継ぎ、
腰の引けた5-3-2が等々力で木っ端みじん。
柏戦で舵を切った4-1-4-1に微調整を施し、
1ヶ月ちょっとで、何とか使えそうなレベル。

安い失点の原因は構造上の問題ではなく、
殆どが個人レベルの凡ミスによるものですが、
攻めに閉塞感が漂っていたのは事実ではある。

でも、守りたい時に守れ、勝ちたい時に勝てる、
手に入れたこの形は、土台にはなります。
攻める時、ここからどこまで逸脱できるか。
うまくいかなければ、またここに戻ればいい。

ミシャのくれた、繋ぐサッカーを根にしながら、
堀さんの加えた、守るサッカーで土台を築き、
サウジの決戦までの1ヶ月、何を積み上げるか。

今は楽しみでしかない。
(リーグ戦?何それおいしいの?)
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【観戦記】Jリーグ 浦和1-1神戸 消化不良

観戦記
10 /15 2017
勝ち点3がマストの試合でしたが、
ACLが遠のく、痛い結果となりました。
寒くなってきましたな、いろいろ。

ゴール

04分 小川
19分 矢島

神戸

_ポルディ__千真__
大森______小川
__藤田__高秀__
三原______藤谷
__渡部__岩波__
____スンギュ____

64分 大森→TJ
83分 三原→峻希
85分 千真→大槻

浦和

____慎三____
武藤______ズラ
__ヤジ__陽介__
____青木____
ウガ______森脇
__アベユ__マウ__
____周作____

HT ウガ→ヒラ
69分 ヤジ→ウメ
81分 ズラ→ラファ


神戸は前節から、TJ下げて大森を起用。
とにかくプレスからのショートカウンター狙い。

ポルディは献身的というか好き勝手というか、
周りが信用できないのか、ボールもらいに徘徊。
ポルディの留守を上がって攻める高秀先生は、
闘さんの留守を下がって守る啓太の逆バージョン。
相方が行方不明の千真も、これでは連携も何も。

ビルドアップはままならず、中盤まで運べても、
サイドに展開してロストして終了の繰り返しで、
さして決定機を与えることはありませんでしたが、
それだけに、ウガがあっさり競り負けての失点は、
本当に痛恨の極みでした。


浦和はSBが森脇、ウガのセットに交換。
IHにヤジ、両翼に武藤とズラが張りました。

とにかく最後まで神戸を剥がせなかった。
前の4枚と後ろの4枚が遠いかなという印象です。
それだけ神戸が最後まで落ちなかったということか。

それでも、同点の際のパスワークは絶妙でしたが。
右奥に侵入した陽介のクロスは後ろに流れましたが、
ウガのシュートをヤジが方向変えてファインゴール。
急にボールが来たのに、上手く決めてくれました。

そこらは、特に語るべき点もありませんが(早

4バックと言っても、攻める形は変わってませんが、
守りを考えて配置してしまうことで、
攻めに入ると適所に適材が配布されてないのかも。
武藤はやはり、もっと慎三の近くにいないとつらい。

ズラはサイドの方が好きそうに見えますし、
ヤジも1点決めたので、乗って行けるかもしれない。
新しい形で、早く結果を示し、雑音封じないとね。

そのためにも、ACLは勝ち抜かないと。

【観戦記】Jリーグ 浦和2-2鳥栖 守れない

観戦記
09 /24 2017
リーグ戦、あと7試合も見ないとあかんのか。
辛いわあ。

ゴール

41秒 田川
74分 マウ
80分 田川
85分 武藤

鳥栖

____イボルバ____
田川______小野
_原川_高橋_福田_
三丸______小林
__鄭___キム__
____権田____

69分 小野→藤田
80分 田川→安
89分 イボルバ→豊田

浦和

____慎三____
トシ______駒井
__ヤジ__武藤__
____アベユ____
槙野______森脇
__マウ__遠藤__
____周作____

60分 駒井→長澤
69分 森脇→ズラ
83分 トシ→ウメ

吉田が有休で、豊田、河野がスタメン落ち。
鎌田ロスが続く今の鳥栖には、
さすがに楽勝かと思いましたが、結果は散々。

鳥栖は2列目に5枚並べて網を張りました。
そこで取れれば、前には浦和のCB2枚のみ。
十分押し込む前にSBが高い位置に動く、
浦和の欠陥を初っ端から突いて見せました。

アベユの楔を中に入った駒井が安易にスルー。
難なくボール奪った鳥栖が前に運ぶと、
左から田川がスプリント開始。
十分並走できてた森脇と駒井がボール見てて、
あっさり振り切られて万事休す。
航も、ちょっと下がり過ぎた感はありますが、
イボルバ見ながら背後の動きまで察知できず。

開始41秒で若造に思いきり左足振られて失点。
無様としか言いようがない。

後半、CKからマウが合わせて初ゴール。
鳥栖の勢いも順調に落ちて行っていたので、
ここから仕上げと思っていましたが。

トシのFKが芸もなく権田の正面に飛び、
浦和が緩慢に歩いて帰陣してるのを見て、
すかさず放ったロングフィード。

鳥栖はしっかり田川と福田がスプリント、
残ってたのはヤジと長澤の2人でしたが、
長澤のポジションは少し遠く、ヤジが対応。
ボールの落下点に入り切れず、
バックヘッドが中途半端になったところを、
先に田川にさらわれて、勝ち越しゴール献上。

それ以外にも、ゴール前のクリアが中途半端で、
ポスト2回含めて、ゴール何度も掠められて、
2点で済んだのが幸運だったという惨状。

普通、4バックならつるべの動きで、
左右どちらかが残って3枚で守るのが常道だし、
2ボランチの1枚がスペースケアしたりする。

サイド見れないアンカーしかいないのに、
両SBが同時に高く張ってないと、
攻めが機能しない仕様なのだとしたら、
切り替えの速さが生命線なんだと思いますが、
それが、致命的に遅いのだから仕方がないです。

すごく難しく、運動量のいる仕組みであることを、
全く理解していないのか、理解したくないのか。
2-3-5って、普通に異常ですからね。

今、一番きついのは、森脇と槙野。
なかなか答えは見つからないと思うけど、
まずはしっかり守らんとね。
結局、彼らしかいないんだし、頑張って欲しい。

少し、攻めの迫力を戻す作業を、
急ぎ過ぎた感じはしますが。

とりあえず、上海から、無事に帰って来て下さい。

【観戦記】天皇杯ラウンド16 浦和2-4鹿島 問題はバックライン

観戦記
09 /20 2017
来年のACLがいよいよ苦しくなりました。 

ゴール

07分 金崎
51分 金崎
59分 ズラ
69分 武藤
74分 中村
90分 土居

鹿島

__金崎__土居__
レアンドロ_____中村
__シルバ__小笠原_
山本______伊東
__昌子__植田__
____アゴ____

58分 金崎→鈴木
81分 小笠原→永木
87分 中村→安部

浦和

____ズラ____
トシ______駒井
__武藤__長澤__
____青木____
槙野______森脇
__アベユ__遠藤__
____周作____

58分 トシ→ヤジ
66分 ズラ→慎三
80分 駒井→アド

ゴル裏からは、熊谷のピッチはあまりにも遠くて、
何が起こったのかは、よくわかりませんでした。

試合後の大ブーイングは理解できますが、
この試合の評価は人により様々だと思う。

鹿島の抜け目のなさを改めて思い知らされるのは、
浦和側にいる者にとっては、やはり苦痛です。

でも、この試合、ペースを握っていたのは浦和。
それだけに、なぜこんな結果にしか出せないのか、
最後の場面で、耐え切ることが出来ないのか、
非常に残念な試合でした。

攻めに関しては、鹿島を困らせることは出来た。
鹿島は間違いなく手を焼いていました。
2点のビハインドも、跳ね返すことが出来た。
ただ、そこまででパワーを使い切ったような気も。

その中でキレのあったズラとトシを下げたのは、
どうだったのかなあ、と小一時間。

問題は4バックなのだと思っています。

あまりにも情けない1失点目。これはCBの問題。
CBは一体どこにいたのか、簡単に裏取られ過ぎ。

アベユ、遠藤の本職ボランチコンビでは、
どうしてもトランジション時の重心が高い気が。
受け身で凌ぎきるだけの強さもない。
このシステムなら、この人選は苦しい。

登録の関係で、マウ使えなかったのも痛かった。

2失点目のPKの判定については疑問もありますが、
2失点目から4失点目まで、すべて左から。
これは槙野の問題。

どうしても中央に絞ってサイドを空けてしまい、
そこを狙われてしまった印象があります。
サイドにしっかり蓋を出来れば、防げた失点。
初動の甘さが直らなければ、失点は止まらない。

ミシャ式しかできない人材の問題が、
この4バックの人材不足にもろに表出してきている。
これは、今年解決するのは難しいと思いますが、
それをカバーするなら、ミシャ式回帰しかない。

ACLとリーグ戦だけが残った現状において、
鮮度の落ちたミシャ式にしがみつくべきではない、
と思っていますが、ここで結果出せと荒ぶる人は、
ミシャ式でそれでも戦えという意図なんですかね。

クラブは、来年チームをどうするのか、
そして、堀さんをどうするのか、
サポはともかく、明確にできていればいいのですが。

控えを徐々に底上げし、怪我人の不在に耐えながら、
辛抱強いオペレーションを続けている堀さんを、
見放したような物言いしている人が多いのは、
非常に残念としか言いようがないですがね。

今年のミシャは結果を問われる年でしたが、
堀さんの評価は、そこではないような気がしますが。

いずれにせよ、一番真価が問われるのは、
このオフの強化部の補強内容だと思いますけどね。

リーグ戦、とりあえずがんばりまひょ。

【観戦記】ACL 浦和4-1川崎 十六文は馬場さんだけで

観戦記
09 /14 2017
運が良かったのかも知れません。
でも、それを逃さず引き寄せたのは浦和でした。

ゴール

19分 エウシーニョ
35分 慎三
70分 ズラ
84分 ラファ
85分 トシ

川崎

____小林____
阿部__憲剛__家長
__大島__ネット__
車屋_____エウシーニョ
__谷口__奈良__
____ソンリョン____

38分 車屋→退場
42分 憲剛→田坂
65分 大島→エドゥアルド
89分 小林→森本

浦和

____慎三____
トシ______ラファ
__ヤジ__陽介__
____青木____
槙野______森脇
__アベユ__マウマウ__
____周作____

63分 マウマウ→ズラ
75分 ヤジ→駒井
90分 慎三→遠藤

川崎はいつもの鉄板オーダー。
90分戦えない憲剛や、小破している大島に、
頼らざるを得ないほど控えが弱いのかも知れんね。

浦和は柏戦に引き続き、4-1-4-1の布陣。
武藤、遠藤に代えて、陽介とマウが復帰。
柏戦と大きく面子を変えることがなかったのは、
それなりの手ごたえを感じているからでしょう。

立ち上がりから、浦和のプレスが起動する。
柏戦ほどではないが、ゲームを掌握できている。
川崎は2点リードを考えての様子見なのか、
それとも固定メンバーの勤続疲労が始まったのか、
ボールを持たれても、さほど怖さを感じない。

ただ、一瞬の隙を突いてきたのは川崎の方。
よそ見している槙野の裏をエウシーニョが抜けて、
憲剛のフィードに、周作より一瞬先に触る。
周作の緩慢な動きと判断の遅さが重なって、
絶望的な先制点を献上することになりました。

パスコースに顔も出さず、スローインも他人事。
スタジアムの重いため息に、足がすくんでしまう。
この時点の浦和は、折れていたような気がします。

トリガーはヤジ。

安全圏に入った川崎が、いよいよペースを落とす。
慎三に叱咤され、周囲の圧力も弱まったところで、
前を向けたヤジが、慎三に絶品のスルーパス。
抜け出した慎三が冷静に流し込んで、まず1点目。

さらに、追い打ちをかける車屋紳太郎の十六文。
厳しいだの当たってないだの、見苦しいコメント。
この試合を半ば決めてしまった重大なチョンボを、
きちんと受け入れられないようなら、先はないよ。

そして、大きかったのが、憲剛アウト、田坂イン。
間違った判断だとは思いませんが、
途中変えなければならない駒が中盤のキーでは、
最初から、勝負は決まっていたのかも知れません。
川崎はここで、矛を失う。

ここから浦和のハーフコートマッチ開始。
2点目がいつ取れるかが最大のカギだったと思う。

浦和は、マウアウト、ズラインで、攻勢を強める。
ヤジと陽介の前に4人並べて押し込み続け、
川崎をロープに釘付けにしたタコ殴り状態。
守り倒すサッカーなんてしたことないでしょうし、
その消耗度は、酷いもんだったんじゃないかと。

そして、数知れないセットプレイが遂に実を結ぶ。
陽介のCKをズラが合わせて、待望の2点目。
時間は70分。相手は既に疲労困憊、余力なし。

これは、いただいたかも。

ここでヤジアウト、駒井インでラファが中へ。
ミシャ仕込みの3-4-2-1で仕上げに入る。
浦和の横の揺さぶりに次第にスライドが遅れだし、
SBとCBの間のメッシュが粗くなっていました。

そのCB脇を陽介が突く。
受けたラファは意表を突いて内側にターンして、
ゴール左隅にしっかり打ち込んでの3点目。

間髪入れず、森脇ががら空きのファーを狙う。
愛のこもった重いフィードがトシに届いて、
蹴り損ないのボレーは絶妙なループとなり4点目。

劇的過ぎて信じられない逆転劇。

いつもの川崎なら、ちょろっとゴール決め返し、
浦和のぬか喜びをあざ笑うんでしょうが、
トシのゴールの直後のピッチには、
倒れ込んで動けない川崎の選手が何人も。

まだ時間あるのに、何してるんだろうと。
ここで、勝ったと思いました。


車屋が減ったから、憲剛が下がったから、
そういうのも、一つの要因ではあると思います。
でもそれは、2点リードによる戦いにくさや、
埼スタの雰囲気や、浦和のプレスの強度や、
そういう目に見えない力が働いたから。

そして、その流れを作り、そして放さなかった、
堀さんの柔軟で的確な采配のおかげであり、
それを忠実に実行して見せた選手の功績。

また済州戦前にバルサが勇気くれたのと同様に、
この川崎戦の前に広州が勇気くれたこともある。

ほんと、ACL好きだわ。

劇的な試合を、使い果たした感がありますが、
だからこそ、2点ビハインドはもうたくさん。
上海では、しっかり勝って帰って来ましょう。

あかひと

浦和レッズをこよなく愛する不良社会人
Twitterではukimaakahito