【観戦記】天皇杯 浦和1-0熊本 うまくいかないことの大切さ

観戦記
07 /12 2017
いい試合だったんじゃないかと思うんですけどね、
個人的には。

ゴール

45+2分 トシ

熊本

____グスタボ____
__木木__嶋田__
片山______齋藤
__三鬼__上原__
_植田_米原_小谷_
____野村____

62分 林→田中
66分 グスタボ→モルベッキ
83分 齋藤→巻

浦和

____ズラ____
__トシ__ウメ__
菊池______駒井
__青木__ヤジ__
_田村_遠藤_長澤_
____榎本____

HT 菊池→武藤
66分 ズラ→アド
72分 ヤジ→ウガ

熊本はレギュラーで来てるのはベンチのGKとDFの2人。
リーグ戦で厳しい位置にいるだけに、完全ターンオーバー。
浦和との対戦は楽しみですが、優先順位は下げざるを得ない。

浦和も11人全入れ替えを敢行。
ヤジと5バックはかつてのJ2オールスターズの趣き。
盛岡戦とほぼ同じメンバーで、今度こそ輝きたいところ。

しかし、結果として見るべきものはほとんどない低調なゲーム。

前線にはボールは収まらないから、サイドもいい形で絡めない。
ヤジも相変わらず前を向けないから、ビルドアップも停滞する。

菊池が意地見せて裏狙ったり中入ったりとトライしてましたが、
肝心なところでボールが足につかずに、好機を生み出せない。

そんな中で、点が入るとしたらセットプレイぐらいでしたが、
前半終了間際、トシがとんでもない無回転FKをぶちこみ先制。

やはりこらえきれなくなったミシャが、後半から武藤を投入。
武藤も最初から格の違いを見せつけ、前線も多少活性化しましたが、
それでも、熊本の真摯な5-4-1を崩し切るところまで至らず。

ただ、こういう試合もいいなと思いながら見ていました。

ダメならダメで、ダメな自分たちをどうせこんなものと受け入れ、
出来ないことは出来ないと腹を括り、できることを実直にこなす。
そういった割り切りというか、不思議な落ち着きを感じました。

たとえピンチを迎えても、相手の選択肢を一つ一つ消していく。
ミスをしても、ミスを重ねさえしなければ、失点することはない。
うまくいかないことに苛立ち、がっかりし、怒ったりする間に、
淡々と次の作業に取り掛かっているから、対応が間に合う。
落ち着いて、恐れたり慌てたりしないから、正しい選択をする。

そんな風にピッチの中が見えていたのは、
そろそろいい先生に診てもらわなくてはいけない時期が、
やってきているからかも知れませんが。

気が付けば、レギュラーもなかなかできないクリーンシート。
試合をうまく活性化できませんでしたが、
逆にリードした局面で、無駄に波立たせることもしなかった。

一人一人の出来には不満が残る塩試合かも知れませんが、
チームとしてゲームを締め、結果を掴んで離さなかったことは、
評価されるべき部分なんじゃないかと思いますがね。

ミシャの交代もメッセージ性に富んでいたかな。

武藤の動きを見てごらん?
ウメがWBなら、どんな攻め方するのかな?
ウガのストッパーのどこがいいと思う?
長澤は、ヤジとどこが違うかな?

懲罰ではなく、経験とテストを繰り返すことで気づくことがある。
まだまだミシャには教えてもらわないかんことが、あると思う。

いつもうまくいくわけじゃないんですから。
とりあえず、次に進むことが出来てよかった。ナイスゲーム。
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【観戦記】Jリーグ 浦和2-1新潟 キャプテンの咆哮

観戦記
07 /10 2017
辞めるのか辞めないのかとか、歌うのか歌わないのとか、
どーでもいいことにパワー使うのやめません?

ゴール

35分 小泉
74分 アベユ
79分 ラファ

新潟

____山崎____
武蔵__チアゴ__矢野
__加藤__小泉__
堀米______原_
__ソン__西村__
____守田____

77分 山崎→成岡
84分 チアゴ→端山
90分 武蔵→達也

浦和

____ラファ____
__慎三__武藤__
ウガ______関根
__アベユ__陽介__
_槙野_那須_森脇_
____周作____

57分 武藤→駒井
75分 ウガ→トシ
84分 ラファ→アド


とは言っても、新潟は実は6-3-1。

_____山崎_____
__加藤_チアゴ_小泉__
武蔵堀米ソン西村原_矢野
_____守田_____

いつもはボランチ1枚下げて5枚で構える新潟ですが、
さすがロビスさんの考えることは、一味違います。

武蔵、貴章まで下がってしまっての6バック、
真ん中は加藤、小泉に、守る気の薄いガリャルドさん。
ボール取っても、闇雲にパン祭り頼みでは、
チャンスらしいチャンスもありません。

立ち上がりの浦和のビルドアップは非常にスムーズ。
こまめに動いてパスコースを作れているから、
球離れが非常によく、相手のプレスを置き去りにできる。
しかし、10分経ったら疲れちゃったみたい。

原因の一つは、前で受ける連中の問題。
3トップが前後に出入りして揺さぶりかければ、
統率の難しい6バックならすぐにギャップを作れるのに、
ラファも慎三も体調のせいか前で収められないから、
次第にロストを恐れて、大胆な縦パスが入れられなくなる。
こんだけ失点繰り返していれば、気持ちも小さくなります。

しかし、6バック相手にサイド攻撃に拘るのは全くの謎。
スペースなんかあるわけないのに、関根やウガに預けても。
薄皮1枚の上げ下げだけで守ってるんですから、
バイタルからミドルぶちかまして、前に来たら裏に出して、
そういうゲームなんじゃないかと思いながら見てましたが。

そしていつもの被カウンター、いつものワンチャン、
何となく戻るから、クリアも中途半端で、混戦から押し込まれる。
あまりのデジャブに陽介すら笑いそうになる惨状。
そこから70分過ぎまで停滞するいつもの展開。

後半、局面を変えたのは、微妙な守備を続けていた森脇。
3ボランチ脇のガラ空きのスペースで自由を謳歌。
直前のプレイで、ミドル打たずに駒井に出した選択を反省、
CKの流れから回って来た球を、フリーの状態で右足一閃、
ポストに跳ね返った球を左に詰めたキャプテンが叩き込み同点。

キャプテンの咆哮に埼スタがヒートアップ。

5分後には同じくCKから、マークを外したラファがヘッド、
守田が触るも、すぐに詰めて右足でこぼれ球を押し込み逆転。
力の入り過ぎた連続パンチ見て、脱臼の心配をしていました。

落胆気味の新潟は成岡、端山、達也を投入するも、
ギアアップするまでには至らず、そのままタイムアップ。
いろいろ注文付けたくなる人の気持ちもわかりますが、
高温多湿、怪我人も出しての中3日でのゲーム、
気持ちの見えた、ナイスゲームだったと思いますよ。

キャプテンのお立ち台での心の叫びに、
心震わせなかったら、うぃあ~ではないでしょう。
これが、俺たちの浦和なんじゃないですかね。

広島戦では、正直、何の確信も得ることは出来ませんでしたが、
川崎戦の前半と後半を戦ってみて、明確な指針を掴めたのでは。

今まで通り、自分たちのスタイルを貫くしか道はない。

守備はもともとこんなもの。失点少なかったのはただの偶然。
攻撃はまだまだ上げていける。足りないのは勇気だけです。

間にちょこちょこありますが、ヤジとアドで何とかしてもらって、
22日の桜戦、万全の状態で臨んで欲しいと思います。

もう、迷ってる時間はありませんから。

【観戦記】Jリーグ 川崎4-1浦和 まだまだこれから

観戦記
07 /08 2017
【観戦記】Jリーグ 川崎4-1浦和 まだまだこれから

きついっす。

ゴール

16分 小林
29分 阿部
73分 槙野
82分 小林(PK)
84分 長谷川

川崎

____阿部____
登里__憲剛__小林
__ネット__大島__
車屋_____エウシーニョ
_エドゥアルド_谷口__
____ソンリョン____

HT 登里→長谷川
76分 憲剛→家長
88分 車屋→田坂

浦和

____ラファ____
__慎三__陽介__
関根______駒井
____アベユ____
ウガ______森脇
__槙野__遠藤__
____周作____

HT ウガ→武藤
67分 ラファ→忠成
88分 忠成→青木

浦和は川崎対策で4-1-4-1。アベユがアンカー。
まずもって、2CBがあまりにも素人。立っているだけ。
何でもない縦パス2本で真ん中割られて、瞬く間に2失点。

両SBも相手を掴まえきれず、両SHは何していいかわからず、
キャプテンが憲剛を封印しても、焼け石に水でした。

ただ、川崎の出来が必ずしも良かったわけでもない。
浦和にも何度も得点機はありましたから、決めきれないだけ。
双方、蒸し暑い空気の中、ダラダラとした前半が終了。

浦和はたまらず、後半からいつもの3-4-2-1に移行。

____ラファ____
__慎三__武藤__
関根______駒井
__アベユ__陽介__
_槙野_遠藤_森脇_
____周作____

ここから、槙野がゴールするまでの出来はかなり良かった。
迷いなく、スムーズで、攻撃的で、川崎を圧倒できました。

しかし、いつものカウンター受けて、航が一発レッドで万事休す。
チュンの怪我まで漏れなくついてくる、辛い敗戦でした。

新潟戦負けたらミシャが辞めるみたいな流れになってますが、
今の浦和であれば、誰が監督になっても同じことです。

タイトルだとか、ACLだとか、そんなことは考えずに、
目の前の相手に、怖がらずに、どう立ち向かえるかです。
簡単に勝とうと思わないことです。のたうち回ることです。

試合が続くのは幸い。まだ、あらゆる可能性が残されています。
立ち直るチャンスなんて、いくらでもあるんですから。
まだ折り返し地点ですよ。

ちょっと弱すぎるんじゃないかな、選手も、サポも。

【観戦記】Jリーグ 浦和4-3広島 収穫のない劇的勝利

観戦記
07 /02 2017
昨年夏の瓦斯戦を想起させるような苦しい苦しい勝ち点3。
それはたまたま勝てただけのものでしたが、
今の浦和には、そのたまたまがとても大事なわけで。

ゴール

42分 慎三
45分 武藤
47分 皆川
54分 ロペス
72分 ロペス
85分 ズラ
90+2分 関根

広島

____皆川____
__柴崎__森島__
木白______ミキッチ
__茶島__青山__
_水本_千葉_野上_
____中林____

37分 ミキッチ→清水
HT 茶島→ロペス
80分 青山→森崎

浦和

____慎三____
__武藤__陽介__
関根______駒井
__アベユ__遠藤__
_槙野_那須_森脇_
____周作____

56分 武藤→ラファ
73分 那須→忠成
84分 慎三→ズラ

事前に噂されていたように、那須が入って航陽介が一列前に。
しっかり後ろ体重で守備を固めるのかと思いきや、
ガンガン前から引っ掛けて、立ち上がりから波状攻撃。

10分持たず。

それ以降は広島にボール持たれて劣勢を強いられますが、
不思議と劣勢の時の方がバランスが良く見えるのはなんで?

それでもしぶとく耐えているうちに、チャンス到来。
前半終了間際に慎三と武藤が立て続けにゴールを決める。
よく耐えたねと、ちょっと目を赤くしていたんですが。

次のテーマは、追加点かクリーンシートかの意思統一。
ちょうどいいタイミングでハーフタイムに入ったので、
後半早々から脆くも崩れさってしまったのは意外でした。

今の浦和の守備は、前からボールホルダーにしつこく行くか、
リトリートしてスペースを埋めるしかないように見えますが、
ライン下げてしつこく行った方が、コンパクトに構えられるし、
相手の自由を奪い、ボールを回収するのも楽なはずなのに、
前から行ってダメなら追うのをやめて、後はよろしくでは、
何点あってもリードを守れるはずがない。
切り替えの遅さ、予測の悪さ、諦めの早さをどうにかしないと、
今日の勝ちは、単なるフロックで終わってしまうと思う。

陽介のように、後ろで守るのが苦手とかで片づけてしまわず、
去年の等々力のように、相手に何もやらせないサッカーを、
どうやったら取り戻せるのか、もっと真剣に考えて欲しい。

ただでさえ、攻めるときには10人で大きな円型を描いて、
真ん中に誰もいなくなる特殊なシステムを採用している以上、
ターンオーバー時に、何とか相手をディレイさせながら、、
いかに早く2ボランチが中央に戻れるか、
いかに早く5-4-1の構えをセットできるか、
もう一度作り直して欲しい。

本来得意なミラ―ゲームのはずなのに、
あそこまで、自分のマーカーを見失ってしまうのはなぜか。
単なる守備意識の欠如と言われても仕方ありません。

アベユと航で中盤の強度を高めるのかと思ったら、
しばしば槙野を前に出し、アベユが一列下がる不可思議な陣型、
今の槙野は、前に出てもろくな貢献は期待できないのですから、
しっかり後ろで、相手の自由を奪うことに専念すべきです。
それがミシャの指示なのであれば、到底理解はできません。

後半から投入されたアンデルソンロペスに自由を謳歌させ、
不用意に前に出ては戻っても来なかった槙野の立ち位置に、
この日の無様な崩壊劇の理由は凝縮されていると思います。

その槙野がそのロペスから気迫で見事に奪い取ったボールが、
そのまま関根に渡って、決勝ゴールにつながったのを見ても、
彼には本来果たすべき役割を、きちんと理解して欲しいです。

ズラと関根のゴールは確かに劇的ではありましたが、
次節以降に何の希望も見いだせなかったという点からは、
なんとも苦い、虚しい勝ち点3でした。

等々力が恐ろしいです。

【観戦記】天皇杯 浦和3-2盛岡 初戦突破

観戦記
06 /22 2017
まあ、天皇杯初戦は勝てばいいんです。

ゴール

29分 ズラ(PK)
53分 林
63分 ズラ
79分 アド
90+3分 谷口

盛岡

____谷口____
__岩渕__梅内__
八角______鈴木
__林___垣根__
_森__福田_畑本_
____土井____

68分 岩渕→菅本
74分 森→井上
86分 林→谷村

浦和

____ズラ____
__トシ__ウメ__
トシ______ヒラ
__青木__ヤジ__
_田村_那須_長澤_
____エノテツ____

HT ヤジ→駒井
HT 菊池→ラファ
61分 トシ→アド

17時過ぎに会場入りした頃には激しかった雨もほとんどやみました。
駒場に来るのも2月のソウル戦以来。すっかりご無沙汰しております。

盛岡はベストメンバー。低迷するJ3リーグよりやる気出るんでしょう。
林くんはあの林くん。畑本くんは浦和ユース出身。岩渕はまなぶちの兄。
林くんも試合後握手しに飛んできましたが、知り合いがあまりおらず、
ヒラさんとウメちゃんに馴染んでおりました。

試合は全般的に盛岡が押し込む展開。
さすがにこう何度も天皇杯初戦を見てくると、その難しさは感じます。
同じプロが、失うものなくしゃかりきに前に出てくれば、
試合に出てないサブメンバーでは、そう簡単に押し返せるもんでもない。

それでも、2点は取られましたが、盛岡の決定力を考えれば、
90分間、結構余裕持って眺められた試合ではありましたが。

盛岡は普段のリーグ戦では見せないような5バックでのハイライン。
中央が弱いので、ショートパスでの中央突破が効果的なんですが、
急造の3トップにそんな連携は期待できず、裏狙いの一辺倒。

しかし大原でハーフコートのミニゲームしかやってない連中に、
相手のDFの背後を狙うような攻め手があるとも思えず、
前はボールを引き出せず、後ろは出しどころに迷って横パスを重ね、
前が焦れて動き直せなくなり、余計に出しどころがなくなる始末。

5-1-4の”1”にいるヤジの見せ場なのに、逃げのパスに終始し、
トシはズラと一緒に裏狙うから、動きが被ってギャップを作れない。
おまけに菊池が日に日に何をすべきかわからなくなってきており、
左サイドからのアタックは全く機能せず。

まだ、受けに下りる動きを混ぜるウメに、安定のヒラさんの後ろから、
ストッパーに回され、後がない長澤の這い上がろうとする気迫が、
右サイドを活性化していたような気がします。

延長戦もあるのにHTで2枚替えされたのは38番と39番。
沢山悩めばいいと思いますよ。

逆に、相手の信じられないミスで初ゴールが転がり込んだアドは、
それも実力と過信してしまおう。FWなんて勢いなんだから。

一軍メンバーがもうあまりあてにならない昨今の情勢ではあるし、
この先も、超過密日程、いくらでもチャンスはあるよ。
ミシャは必ず見てるから、下剋上、下剋上。

あかひと

浦和レッズをこよなく愛する不良社会人
Twitterではukimaakahito