【観戦記】SC杯 浦和1-1ソウル 長澤のゴラッソでスタート

観戦記
02 /13 2017
毎年お馴染みの数々の威勢のいいキャンプ情報に包まれて、
TMは華々しいゴールラッシュ間違いなしな気分に浸りながら、
寒風吹き荒れる駒場においでになった方々にとっては物足りなかったかも知れませんが、

相手はソウルですぞ。

まあ、寒かったのは西だけだったようですが、
あれでゴル裏2500円のぼられた感はひとまず胸の奥にしまいまして。


ゴール
38分 イ サンホ
83分 長澤

前半の浦和

____慎三____
__武藤__忠成__
菊池______関根
__アベユ__陽介__
_ウガ_ワタル_モリ_
____エノテツ____

後半の浦和

____ズラ____
__ヤジ__アド__
駒井______ヒラ
__青木__長澤__
_マキ_那須_田村_
____岩舘____

ソウル

知らん


ベンチ入りの23人全員ピッチ出していいというレギュレーションで、
46人中、りょーたろー以外45人が出場するというお試しマッチ。

強烈な北東の風が吹き荒れる駒場で、前半、ソウルは風上を選択。
ロングフィードに精度を欠く浦和を前から嵌めて押し込む展開。
ルーズボールの処理にもたつく森脇からボールを奪われ、ウガサイドに展開され、
ソウルの8番にしっかりと右足を振り抜かれて、サイドネットに先制点を突き刺され。

浦和の自陣でのDFはどうしても後追いになり最後まで相手をつかみきれず、
出足、球際、精度で上回るソウルに振り回されている印象ではありました。
この程度で済んだのは、むしろ御の字。
武藤には決めて欲しいところでしたが、前半0-1は妥当な結果でした。

後半は風上から押し込んでくれるものと期待したのですが、
むしろ浅いDFラインの裏を突かれて、前半よりもゴールに迫られる回数が増える始末。
ただ、風の影響かソウルもフィニッシュに精度を欠いて枠外にシュート飛ばしてるうちに、
浦和にチャンスが転がって来たのも、世の常というもので。

那須のクロスをヤジがスルーしたところから局面を打開。
ズラが左に流して、駒井のクロスのディフレクションを上がっていた長澤が右足一閃。
シュートコースは右上にしか空いてませんでしたが、見事に射抜いたゴラッソでした。

ヤジに比べてロングフィードの精度や展開力に難があるように言われてましたが、
第二次キャンプ終盤にはポコポコ決めてたようですから、あのエリアは得意なのかも。
なかなか、後ろからのミドルが決まらないチームなので、ヤジともども期待しています。

このような顔見世興行で、多少嚙み合わないのもご愛嬌の範囲で、
半月後にぶつかる相手に手の内も見せられませんので、まあこんなものかと。
火曜日にも川崎と内緒のテストマッチがあるようなので、しばらくは試行錯誤です。

まあ、今年はとにかくリーグ戦取って、がっぽり賞金貰うのがファーストプライオリティ。
いきなりピーク持ってこなくてもいいような気がしますが。

今年もよろしくお願いします。


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【観戦記】CS決勝2ndレグ 浦和1-2鹿島 悔しいけれど

観戦記
12 /04 2016
どうしたら優勝できるんでしょうか。

ゴール

07分 慎三
40分 金崎
79分 金崎(PK)

鹿島

____むう____
柴崎__土居__遠藤
__満男__永木__
山本______西_
__マサコ__ソッコ__
____アゴ____

58分 遠藤→鈴木
73分 ミツオ→伊東
88分 鈴木→赤崎

浦和

____慎三____
__トシ__スシ__
ウガ______タカ
__アベユ__陽介__
_マキ_ワタル_モリ_
____周作____

59分 トシ→青木
61分 タカ→コマ
71分 慎三→ズラ

鹿島が2点取れば勝ち、という状況に変化をもたらすことのない、
慎三のゴール自体は、あまり意味のないものでした。

ただ、2点目を奪えば、一気に勝負を決めることが出来る状況。
一方、鹿島は1点取るしかない、攻撃的に行くしかない状況。

ここで、守るのか攻めるのか、きちんと整理できていたのかという疑問。

この日は、タイトルを目の前にした重圧が、大観衆の視線と共に襲ってくる状況。
一方で、ルヴァン以降下降を続けるチームコンディションを止められない状況。

結果として、切り替えも反応も前に出る圧力も鹿島に上回られ、
後手を踏む中で体力を奪われ、セルフジャッジを頻発させ、
ボールウォッチャーになる場面も散見され、ゲームを支配され、
前半30分以降は、苦し紛れに蹴り返すだけで後ろから繋ぐこともできず、
パニック状態を解消できず、自分たちのサッカー云々を言える状態でもなく、
天皇杯川崎戦を遥かに下回る惨状に、目を覆い続ける試合でした。

失った2点は必然の結果であり、何の言い訳もできない力負けでした。
CSというカップ戦に関して、鹿島は紛れもないウィナーでした。

これで、2016年は終了。
また来年、新たな戦いが始まるだけです。


大会方式に関して、言いたいことは山ほどあります。

昨年は、延長戦という関門をクリアできず、
今年はアウェイゴールという関門をクリアできませんでしたが、
あと一歩のところで力尽きるのは、あくまで浦和の弱さでしかなく、
ルールが違えば、おそらくその一歩手前で同じように敗れるのだと思う。

今年はリーグ戦というタイトルは元々存在せず、3つのカップ戦があっただけ。
ナビスコやACL同様、34試合のグループリーグでトップだっただけで、
CSというノックアウトステージで負けただけのこと。

2004年以前の2ステージで考えても、前期の鹿島と後期の浦和がぶつかって、
ホーム&アウェイで鹿島に軍配が上がっただけのこと。
勝ち点が1位だろうが74だろうが、前後期完全制覇というわけでもない。

浦和がタイトルでもない年間勝ち点1位を最重要視して、
それを勝ち取ることが出来たんですから、それでいいんじゃないですかね。
周囲も、リスペクトをもって、浦和を見てくれていると思いますし、
この悲劇が、このような間違った大会方式を復活させる歯止めになるのでは、
そう思えば意味のないことでもないような気がします。

消滅するわけでもなく、降格するわけでもなく、中位に沈むわけでもなく、
毎年ACLでアジアの強豪と渡り合い、毎年ステージ優勝を達成し、
毎年タイトル争いを繰り返し、今年は久々にルヴァン杯も獲ることが出来た。
勝負弱いのは最後だけだし、戦術も洗練され継続され、補強も小ぶりだが的確、
間違いなく日本一のクラブだし、誇りに思うとともに、感謝もしています。

前期も元日まで働いたんですから、今年は少しゆっくり休めばいいんです。

航が君臨し、コマとタカが走り回り、青木が安定し、トシが覚醒する。
これにヤジや岡拓が戻ったり、長澤やアドやラファや菊池がもし加われば、
先の楽しみしかないし、伸びしろしか見えない。

トップに君臨し続け、さらに上昇し続け、世界を目指し続けるクラブに、
たかだか2試合のCSの結果に一喜一憂して、下を向かないで欲しい。
来年こそ、いい年にしましょう。

【観戦記&展望】CS決勝1stレグ 鹿島0-1浦和 全員で勝ちましょう

観戦記
12 /01 2016
お帰りの際、潮来インターは中央突破には強度が高いので、
左サイドから抉って攻めることをお薦めします。
私は100分で浮間舟渡に帰りました。

ゴール

57分 阿部(PK)

鹿島

____むう____
中村__土居__遠藤
__満男__永木__
山本______西_
__マサコ__ソッコ__
____アゴ____

62分 中村→柴崎
80分 遠藤→ファブリーズ
89分 満男→伊東

浦和

____慎三____
__スシ__忠成__
ウガ______コマ
__アベユ__陽介__
_マキ_ワタル_モリ_
____周作____

68分 コマ→タカ
74分 スシ→カピ
81分 慎三→ズラ

家本がどうのという声が、異国の方から聞こえてまいりますが、
PK判定を受ける可能性のあるプレイの選択が責められるべきで、
だいたい、そんな判定に支えられて積み上げた17冠なわけで。

そもそも、どちらかに寄った笛というのではなく、
鹿の強い当たりにもれなく吹かれても、それしか手がないのが問題で、
結局、ビルドアップから折り目正しく相手を崩す術などなく、
ファールまがいのチャージでボール奪ってのショートカウンター頼みでは、
家本さんとの相性の悪さは解消されんのです。

ましてや、全く出張しない槙野さんが後ろに構えられると、
サイド裏のスペース突くぐらいしか活路を見いだせないサッカーでは、
なかなか思うような展開に持ち込めなかったのでしょう。

この試合がつまらないという声も、全国各地から聞こえてきますが、
(特に中途半端なライターさんあたりから)
多分、こういう鹿的なゲームの殺し方なんかまったくできなかった浦和が、
こういうシニカルなゲームの運び方出来るようになったことに、
感涙にむせんでるうぃあ~さんも多かったのではないでしょうか。

確かに去年のCSは活発だったし、殊に広島は本当に尊敬しますけど、
うちは10年もリーグ制覇してないし、重さが違うんです重さが。

後半、随分と押し込まれる展開になってしまいましたが、
これは本来、鹿島のやりたかったゲームだったんじゃないかと思いますし、
しっかりアドバンテージを上乗せして、ホームに帰れるのは上出来。

もちろん、1-0のアウェイゴールなど、実は何の意味もありませんが、
少なくとも、リアクションの鹿島にアクションが必要になったのは大きい。

サイスタで、立ち上がりにラッシュかけてくるのであれば、
そこ乗り切ってしまえば一気にこちらのペースですし、
2点取るためには、途中からギアチェンジするなんていう余裕もなく、
また、浦和のような強烈な交代カードがあるわけでもない。

怖がらないことです。

ゴールを守るのは、選手だけでないよ。
全員で勝ちましょう。

【観戦記】天皇杯 川崎3-3(PK4-1)浦和 オフが早く取れるわけだし

観戦記
11 /13 2016
三冠はそう簡単ではないですね。

ゴール

71分 慎三
86分 大久保(PK)
88分 登里(OG)
90+1分 森本
97分 青木
117分 エドゥアルド

川崎

____長谷川____
__三好_大久保__
車屋_____エウシーニョ
__板倉__ネット__
谷口_エドゥアルド_田坂
____ソンリョン____

53分 エウシーニョ→森谷
68分 長谷川→登里
75分 車屋→森本

浦和

____慎三____
__トシ__武藤__
関根______駒井
__アベユ__陽介__
_ウガ_遠藤_森脇_
____大谷____

45分 トシ→忠成
58分 陽介→青木
71分 武藤→ズラ

前半は最終節ガンバ戦と同様、川崎が高品質なサッカーが炸裂。
長谷川、三好の若手は全く違和感なくフィットしていて、
おまけにU19の板倉も出色の出来で前線に飛び出してくる。
ネットも強さも巧さもあるから、起点としてしっかり機能してるし、
下がり目の大久保とうまく連動して、チームをリンクする。

メンツ落ちなんてとんでもない認識違い。

一方の浦和は、いくつか形は作っていましたが、
なんせこの日はパス精度が低すぎた。
特にバックラインからのパスがあまりにひどく、
森脇も航も、相手へのプレゼントパスの連発でしたし、
やっと通っても、陽介やトシがボールロストを繰り返す始末。

45分間無失点は、もはや幸運でしかありませんでした。

たまらず、ミシャが早めに手を打たざるを得ない状況に。
延長の可能性もありましたし、川崎の出方も窺いたいところでしたが、
もう、自分の方立て直すので手一杯。

しかし、青木を入れたあたりから、徐々に川崎もペースダウン。
次第に落ち着いてボールが持てるようになった71分、
森脇のロングフィードを慎三が見事なトラップで抜け出してゴール。
勝ったと思いましたが、ここから長い長い試合に。

前半から全く試合をコントロールできない上田の対処のまずさと、
お互いの闘志のぶつかり合いから、次第に試合は荒れ模様の雰囲気に。
ここで、相手を罠に嵌めるような鹿の冷静さや狡猾さでもあれば、
すんなりとゲームをクローズできたでしょうが、それはないものねだり。

川崎のミドルが森脇の上腕部に当たってPK献上。
この日も、森脇はヒートアップしていたし、フワフワしていた感はあります。

パスやカウンターの精度が高い両チームなので、
双方の足が止まってプレスが弱まると、どうしてもオープンな展開に。

慎三のクロスを忠成がしっかり踏ん張って頭で合わせ、
ソンリョン辛くもセーブしたものの、登里が押し込んでくれて勝ち越し。

ATに今度は川崎、左からの登里のクロスに2人ほど触れず、
運良くファーに抜けたところを森本に押し込まれて、また同点。

延長後半、カウンターから青木がするすると抜け出し、
忠成とのワンツーから右足一閃して、再び勝ち越し。

しかし最後に、やはり左からファーへのクロスを折り返されて、
エドゥアルドに頭で押し込まれて、またまた同点。

お互い、守備のルーズなところを突きあった、レベルの高くない激戦でした。

PK戦は、まあ、見ての通り。


リーグ戦を終えて、正直ここまで落ちてるとは思いませんでしたし、
それでもミシャの積極的な采配で流れを引き寄せたのはよかった点。
相変わらず、試合を殺すことは上達してないなあ、と改めて。

CSに大きな不安を残す試合となってしまいました。

三冠を取れなかったのは大変残念ではありますが、
ラウンド16で川崎と当たってしまう時点で、天皇杯はなかったのかなと。
これでCWCに出れたとしても、12月後半からオフに入れるのも大きいし、
ポジティブに考えればいいんじゃないですかね。

むしろ、継続して今のサッカーを熟成させ、選手補強の手を緩めず、
毎年レベルアップしていくことが出来れば、毎年タイトル狙えるわけだし。

しかし、川崎うまいよなあ。

【観戦記】Jリーグ 浦和1-1横浜 いつ喜べばいいのか

観戦記
11 /05 2016
思いのほか、静かな最終節でした。

ゴール

66分 陽介
85分 マルティノス

横浜

____富樫____
齋藤______前田
__天野__兵藤__
____喜田____
金井______小林
__パク__中澤__
____榎本____

46分 富樫→伊藤
70分 天野→マルティノス
80分 前田→遠藤

浦和

____慎三____
__トシ__武藤__
関根______駒井
__アベユ__陽介__
_槙野_遠藤_森脇_
____周作____

58分 トシ→忠成
70分 武藤→青木
81分 慎三→ズラ

今年唯一勝ててなかった横浜に、この日も勝てませんでした。

特段目標のない横浜ですが、この日は4-5-1の引きこもり。
時々、天野や兵藤が富樫と並んでCBにプレッシャーかけるものの、
基本は自陣に下がって、スペースを消す作業に専念。

浦和が勝ち点3を焦ったところをカウンターという甲府的戦術は、
かつての強豪が採るには、あまりに消極的で志の低いものでした。

得意の若手の育成の方に逃避しているように見えるモンパエルツは、
多少、フィンケ臭漂うところもありますが、フィンケの方が夢があったね。
マナブッシ、マルティノス頼みのこのサッカー何年続けたところで、
あまり展望が開けるようには思えませんですが。

浦和は前半攻めあぐねるものの、先制シーンの崩しは見事でした。
インサイドハーフが多少前目になり、喜田の脇に空いたスペースに、
陽介が入り込んで武藤からボールを引き出し、関根に預ける。
関根はチュンとのワンツーから右足を振り、こぼれ球を陽介がゲット。

チャンスと見るや、一斉に人数かけて押し切った、今年の集大成のようなゴール。

ただ、先制が早過ぎたのと、やはり年間勝ち点1位の重圧からか、
追加点を奪いに行く勢いも、相手に寄せる圧力もいま一つのまま時間が進み、
インテンシティが低い状況を横浜に突かれたのが85分。

右サイドで駒井が中途半端に持っていたボールをマナブッシに奪われ、
繋いだボールをダイレクトにマルティノスに出すと、あとはゴールに一直線。
槙野と関根の緩慢な対応もあり、ゴール右隅にあっさり流し込まれて同点。

アデミウソンやRシルバにやられた同じパターンに未だに対応できてないという、
情けない失点でしたし、さすがに考えてくれないと困るシーンでした。

前半2-0で川崎リードという情報が、選手とサポに重くのしかかりましたが、
その頃すでにガンバが逆転してるとは思ってもいませんでした。
みんなの勝って決めるという想いが、等々力の状況を気にさせなかったのかも。

ベンチの慎三が槙野にその状況を伝えたものの、ピッチ全体で共有はされておらず、
上から見ている限りは、何としても勝ち越そうと前に出ているように見えましたが、
周作がボールを拾い上げず、時間稼ぎしてるのを見て、はたと気付いて携帯確認。
初めて、そのプレイの意味を確認できました。

勝利の女神を信用できなくなっている浦和ですが、最後の最後でほほ笑んでもらい、
ありがたく、年間勝ち点1位という、一番欲しかったものをこの手の中に。
表彰も賞金もありませんでしたけどね。


ルヴァンもセカンドも、うれしくはありましたが、本当に欲しいものではなかった。
年間1位は欲しかったけど、年間王者の称号を得られたわけではなく、
CSで理不尽にもそれを奪われてしまうという不安が拭いきれない。
そして、おそらく、CSを獲っても、得られるものは安堵感でしかない。

10年分の歓喜を爆発させる機会を、奪われてしまった感があります。
改めて、このクズのようなレギュレーションと、それを決めた連中を憎みますよ。

すでに真の王者なのに、真の王者にならなくてはならない。
このようななことは、もう二度とあってはならないと思います。